株式会社 BRAND X CORPORATION JAPAN様は、韓国で絶大な人気を誇るフィットネスウェアブランド「XEXYMIX(ゼクシィミックス) 」を運営しています。
「XEXYMIX」では、顧客情報の一元化と店舗とオンラインストアでのポイント共通化実現のために、2023年2月にオンラインストアをShopifyへ移行し、オムニチャネル会員連携アプリ「Omni Hub」や、会員プログラムアプリの「VIP」を導入し、オムニチャネル化を実現しました。
「XEXYMIX」がオムニチャネル化を推進された背景や導入後の効果について、株式会社 BRAND X CORPORATION JAPAN 代表取締役社長 李様、前出様にお話を伺いました。


XEXYMIX(ゼクシィミックス)
韓国発フィットネスウェアブランドとして、現在、韓国を中心に日本、アメリカなどの海外でも展開している。 ヨガを始め、ランニングやゴルフまで様々なスポーツに使用できるウェアやシューズなどの幅広い製品を販売。
オンラインストア:https://www.xexymix.jp/
インタビュイー
株式会社 BRAND X CORPORATION JAPAN
代表取締役社長 李 正勲様
マーケティング・PR 前出 莉萌様
ポップアップストアとECの相乗効果で顧客の心を掴む ― 人気フィットネスウェアブランド「XEXYMIX」
― はじめに、貴社や「XEXYMIX」について教えてください。
李様:XEXYMIXは、韓国で大人気のヨガ・フィットネスウェアブランドです。現在は韓国を中心に、日本やアメリカなどの海外市場にも展開しています。ヨガやピラティスなどのトレーニングに適したフットネスウェアの他、トレーナーやシューズ、ゴルフウェアまで幅広い製品を取り揃えています。
このXEXYMIXの製造販売を、韓国に本社を置くBRAND X CORPORATIONが行っており、その日本支社として、株式会社 BRAND X CORPORATION JAPANを立ち上げました。
日本では、2019年からオンラインを中心に販売を行っていましたが、多くのお客様から『実際に商品を見てみたい』『試着してみたい』という声が寄せられていました。これらのご要望にお応えするため、2021年より全国各地で期間限定のポップアップストアの展開を開始しました。
さらに2023年4月には、初の常設店となるXEXYMIX日本1号店を、渋谷のMIYASHITA PARKにオープンしました。
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2023.04.27:韓国大人気ヨガ・フィットネスウェアブランド XEXYMIX(ゼクシィミックス) 「日本1号店を渋谷、MIYASHITA PARKにOPEN」 XEXYMIX SHIBUYA OPEN 2023.4.28(金)


― ポップアップストアを積極的に開催されていらっしゃいますが、その背景や狙いについて教えてください。
前出様:ポップアップストアを開始した当初から『店舗を待っていた』という嬉しいお声をたくさんいただきました。
XEXYMIXの商品は、レギンスなどのタイトなデザインも多いので、お客様はオンラインで気に入った商品を見つけても、実際に試着してサイズ感を確かめたいと考えているのだと思います。
一方で、一度試着し自分に合ったサイズを見つけると、その後はオンラインからでも安心してご購入いただくことが多いと感じています。
そのため、ポップアップストアや常設店は「試着の場所」「商品を見る場所」としての役割も担っており、たとえ店頭でのご購入に至らなかったとしても、後日オンラインストアからご購入につながることを期待して運用しています。
また、XEXYMIXを初めて知るお客様に対しての認知度を高めることも、ポップアップストア出店の重要な役割です。そのため、ポップアップストアの出店に合わせて、様々なキャンペーンなども実施しています。
― 初の常設店として、渋谷のMIYASHITA PARKを選んだ理由をお聞かせください。
前出様:渋谷はファッショントレンド発信地です。これからさらにブランドの認知を拡大していきたいと考えている上で、非常に相性も良く魅力的な立地だと考え、出店を決めました。


オムニチャネル化を推進し、店舗とECの会員情報連携課題を解決
― オンラインストアを「Shopify」へ切り替え、「Omni Hub」をご導入いただきました。導入の背景についてお聞かせください。
李様:当時使用していたECプラットフォームでは、オンラインストアと店舗の間での会員情報の連携ができていませんでした。そのため、会員のお客様がポップアップストアに来店、ご購入くださったとしても、それを把握することができない状況でした。
この課題を解決するために、会員情報の連携やポイントの共通化を行いたいと考えたものの、当時のECプラットフォームでこれを実現するには、追加開発が必要でした。
ポップアップストアでは「スマレジ」を使用していたこともあり、ECプラットフォームを「Shopify」に切り替えることで、オンラインストアと店舗の連携が実現できると知り、ブランドとしての将来を見据えて2023年2月にShopifyへの移行を決断しました。
その後、Shopifyの移行をお任せした制作会社のR6Bさんから、会員情報の連携やポイントの共通化に必要なアプリとして「Omni Hub」をご紹介いただき、導入しました。
― モバイルアプリや、弊社グループのLINE連携Shopifyアプリ「CRM PLUS on LINE」も導入されていますが、導入の背景や導入効果について教えてください。
李様:もともとXEXYMIXはメルマガからのコンバージョン率が非常に良く、メールでこれほど効果が高いのであれば、アプリからのプッシュ通知やLINEのメッセージ配信も効果的だろうと考えました。
さらに、リピート率が50%程度と高いことから、モバイルアプリをダウンロードしていただいたり、LINEで繋がることで、リピーター向けの施策も積極的に行うことができると考え、導入を決めました。
導入効果としては、予想通り現在はモバイルアプリ経由での売上が最も多くなりました。
LINEに関しては、公式アカウントの友だちの母数がまだまだ少ないため、まずは友だちを増やす施策から始めています。友だちの母数が増えた後には、セグメント配信を行いお客様に合わせた適切なメッセージを配信していきたいです。
<関連記事>
XEXYMIX様のLINE活用に関しては、「CRM PLUS on LINE」のインタビュー記事をご覧ください!
“CRM PLUS on LINEはShopify × LINE施策の頼れるパートナー” 韓国発ブランド XEXYMIX に聞く LINE活用本格化の軌跡

「Omni Hub」の導入効果 – ポイントシステムによる顧客満足度の向上と、接客サービスの品質向上
― 「Omni Hub」導入後のお客様や貴社スタッフの方の反応について教えてください。
前出様:ポップアップストアを開催している際に『貯まっているポイントをポップアップストアで使えないの?』というお客様からのご質問が多かったのですが、「Omni Hub」や「VIP」を導入したことで、ようやくお客様のご要望にお応えできるようになりました。
このポイントシステムがあることで、店舗スタッフが会員登録を積極的にご案内できるようになり、とても良かったです。
加えて、ポイントが使えるということが来店への動機となり、店舗に来店してくださるお客様が増えているように感じています。
他にも、店舗スタッフが接客する上で、会員のお客様の名前がすぐにレジに表示されるので、お客様の名前を覚えやすくなりました。「Omni Hub」導入以前は、何度もご来店いただいているお客様であっても、お名前を改めて伺わないとわからない状況でしたので、すごく良い変化が起きていますね。
― 「Omni Hub」のサポート体制についてのご感想はいかがでしょうか?
李様:「Omni Hub」そして「CRM PLUS on LINE」のカスタマーサクセスチームにはお世話になり、大変助かっています。
急に発生したエラーや質問に対しても、迅速にご返答いただいたり、オンラインのミーティングを設定してその場で回答をしてくださるなど、サービスを使う側としてはとても安心して利用できています。
他のSaaSサービスでは、回答までに数日かかることも多いので、フィードフォースのグループ会社は、どこもみなサポート体制が非常に充実していると感じています。これは、なかなか無いことではないでしょうか。
― 大変嬉しいご感想をいただき、誠にありがとうございます。今後も安心してサービスをご利用いただけるように、しっかりとサポートしてまいります。
フィットネスイベントを開催し、ファン同士のコミュニティ形成を目指す
― ヨガイベントや、フィットネスイベントを積極的に開催されていらっしゃいますが、背景について教えてください。
前出様:フィットネスウェアを販売するブランドとして、運動の良さや楽しさを体験する場を提供し、XEXYMIXをご愛用してくださるお客様同士のコミュニティを形成していきたいという想いからイベントの開催を始めました。
また、イベントは「新しいファッションの発見の場」になると考えています。
XEXYMIXは、一般的なスポーツウェアに比べてカラーバリエーションが大変豊富です。特に人気商品のレギンスであれば、最低でも5色から、多いものでは20色のカラーバリエーションがあります。
店舗で試着するだけでは「この色は目立ちすぎないだろうか」とご不安になる方もいらっしゃいますが、イベントで他の方の着こなしを見ることで、新しいコーディネートを発見したり、新しい色に挑戦するきっかけが生まれるのではないかと考えています。
自分らしい着こなしを見つけられるのも、XEXYMIXの強みだと考えていますので、そのような機会になってくれると嬉しいなと思っています。
このような体験を通して、お客様にとってさらに豊かなスポーツライフを提供できればと考えています。


「日本にもレギンスファッション文化を根付かせたい」XEXYMIXの挑戦
― 今後の展望についてお聞かせください。
李様:今後も、常設店の展開は強化していきたいと考えています。
加えて、お客様に来店していただくきっかけに繋がるような施策も行っていきたいと考えています。「店舗で商品を購入する場合にはボーナスポイントプレゼント」のようなキャンペーンを行って、店舗に気軽に訪れていただけるようにしていきたいですね。
また、若者の間では、レギンスをファッションアイテムに取り入れる方が少しずつ増えてきました。しかし、韓国や海外と比べて、日本はまだまだレギンスファッションが文化として定着していないと感じています。
私達は、レギンスが日本でも海外のように気軽に街中を歩けるような「普段着」として溶け込めるようなウェアになってほしいと願っています。
そのためにも、XEXYMIXがスポーツ好きやファッション好きの方々から選ばれるブランドとなることを目指したいです。
― 最後に「Omni Hub」への要望や、弊社に期待することなどはありますか?
李様:まだまだ「Omni Hub」の機能をフル活用できていないと感じていますので、導入後の活用支援サポートなどがあると嬉しいですね。導入後のさらなる活用のステップとして、「次にこの機能を使ってみてはどうですか?」などアドバイスをいただけると大変有難いです。
また、「Omni Hub」のユーザー同士でリアルの情報交流の場などを設けてもらえると嬉しいですね。同業種から別業種の方まで、みなさんの活用方法をぜひ伺いたいと思っています。
― 「Omni Hub」ユーザー会につきましては、私共としてもぜひ実施したいと考えております。実施の際には、ぜひともご参加ください!


※この記事は、2023年12月に実施したインタビューに基づいて作成したものです。
※記事の内容は掲載時点のものです。
株式会社 BRAND X CORPORATION JAPANについて
韓国発フィットネスウェアブランド「XEXYMIX」をオンラインにて販売している。
会社名:株式会社 BRAND X CORPORATION JAPAN
所在地:東京都新宿区高田馬場3-37-1 アルトビル6階
代表者:代表取締役社長 李 正勲
業務内容:フィットネスウェア販売製造
Webサイト:https://www.xexymix.jp
オムニチャネル会員連携アプリ「Omni Hub」について
「Omni Hub」(オムニハブ)は、「店舗とECをつなぎ、購買体験をアップデートする」をミッションに掲げる、オムニチャネルでの顧客体験向上に貢献するアプリです。初期費用なし、開発不要でShopifyで構築したオンラインストアとスマレジで管理する店舗の間で顧客情報を一元化することで、共通でのポイント施策実施やメッセージ配信など、顧客体験の向上による売上増加をご支援しています。
本アプリは、Shopify Experts、スマレジ Developers Expertに認定されている株式会社フィードフォースが提供しています。(※2つの認定を有している国内唯一の企業です。)
「Omni Hub」サービスサイト : https://omni-hub.jp/
「Omni Hub」Shopifyアプリページ:https://apps.shopify.com/omni-hub?locale=ja
「Omni Hub」スマレジアプリページ : https://apps.smaregi.jp/apps/114
「Omni Hub」サポートページ:https://omni-hub.notion.site/Omni-Hub-00d28b314cfa4b27b4e1f470be99ac4b