株式会社βaceが展開する、日本発のスペシャルティチョコレートブランド「Minimal – Bean to Bar Chocolate – (ミニマル)」では、Shopify – スマレジ会員情報連携アプリ「Omni Hub」や、複数のShopifyアプリを活用することで、OMO環境を構築し顧客体験の向上を実現しています。

Minimalにおける、Omni Hub導入の背景や導入後のご感想について、ECチームリーダーの兒嶋さまにお話をお伺いしました。

Minimal Interview_main
minimal_logo

Minimal – Bean to Bar Chocolate -(ミニマル)

日本発のスペシャルティチョコレート専門店。世界中の産地から仕入れたカカオ豆から、職人が手づくりするチョコレートは国際品評会で7年連続・合計73賞を受賞。
オンラインストア:https://mini-mal.tokyo

インタビュイー

Minimal ECチームリーダー 兒嶋 仁視さま


日本発のBean to Bar Chocolateブランド「Minimal」、コロナ禍をきっかけにデジタルシフトに注力


― まずは、Minimalについて教えてください。

Minimalは、日本発の職人の手仕事でカカオ豆からチョコレートをお造りする、Bean to Bar Chocolateのブランドで、2014年に奥渋にある富ヶ谷店からスタートしました。Bean to Barとは、カカオ豆の仕入れから、製造、販売までを自社で一気通貫して行うことをいいます。

― EC(オンラインストア)の立ち上げはいつ頃だったのでしょうか?

ECは、創業から2年目に立ち上げてはいたものの、当時はまだEC専任の担当者もおらず、なかなか注力できていない状態がしばらく続いていました。しかし、コロナ禍をきっかけに「コロナが長期戦になる以上、ECでも売上を確保しないと」ということで、2020年頃から一気にデジタルシフトを推し進めました。

新しいメンバーシッププログラムの実現には、店舗とECの会員情報の統合が重要に


― Omni Hubを導入いただいた背景について教えてください。

2022年の7月に店舗とECを横断したメンバーシッププログラム「Minimal Collective(ミニマルコレクティブ)」をローンチするにあたり、店舗とECのお客様情報や購買履歴の統合が必要でした。
そこで、店舗では「スマレジ」を導入しており、ECサイトの構築は「Shopify」を利用しているという構成から、Omni Hubを選択しました。

― メンバーシッププログラムの実現には、ロイヤリティプログラムアプリやオンラインストアの改修なども、必要不可欠な要素だったと思いますが、どのように取り組まれたのでしょうか?

ロイヤリティプログラムには、Appify VIPを使用しています。アプリを選定するにあたって、海外ツールも含めて比較したのですが、やはり国産ツールで話がしやすく、私達の要望もすぐに叶えてもらえたというところもあり、Appify VIPを選択しました。
ストア運営のパートナーであるR6Bさんには、Minimal Collectiveを実現する上で必要な技術サポートや、マイページのアップデートなどをお願いしました。
フィードフォースさん、Appifyさん、R6Bさんの3社が機動的に連携してくれることで、スムーズにロイヤリティプログラムを開始することができたのではないかなと思います。

「新しいチョコレート文化を創る仲間の一員」Minimalがメンバーシッププログラムに込める想いとは


― Minimalさんのメンバーシッププログラムについて、詳しく教えてください。

Minimal Collective」というメンバーシッププログラムなのですが、この「Collective」という単語には、「共同体」とか「仲間」というような意味があります。Minimalは「新しいチョコレート文化を創る」というビジョンを掲げているのですが、我々だけでは文化を創ることはできません。カカオを栽培している農家さん、チョコレートの造り手の我々、それを楽しむお客さまの三者が、楽しみながら盛り上げていかないと文化はできあがらないと思っています。メンバーシッププログラムに参加いただくみなさんが「新しいチョコレート文化を創る仲間の一員である」ということを伝えたくて、「Minimal Collective」と名付けました。

また、「仲間」であるからこそ、単純にポイントで値引きするようなプログラムではなく、ご利用いただくたびに関係性を深め、お客様がまだ体験されていない体験をプレゼントする構造でプログラムを設計しました。

Omni Hubがレジオペレーションの効率化に貢献


― Omni Hub導入後、お客様の反応はいかがでしたか?

通常ですと、お客さまがマイページにログインをして会員証を提示してもらい、レジで会員証を読み取るという動きになりますが、Minimalでは、レシートにQRコードを印字して、それをお客さまが読み込むことで、後からでも店舗の購買履歴を会員情報に紐づけ上書きできる機能(※1)を入れており、この仕組みが、店舗の運用としても、お客様としても非常にわかりやすいとのお声を頂いています。また、このレシートQRコードをきっかけとして、店舗スタッフとお客様がコミュニケーションを取れるようなオペレーションにしています。

実は、このレシートQRコードに関する機能は、弊社がOmni Hubさんとの打ち合わせで「あったら良いな」と話していたものなのですが、スピーディに機能として提供されていて、ユーザー・事業者目線でどんどん機能を追加されている感じがしたことも嬉しかったです。

(※1) レシートからポイント後付けができる!Shopify – スマレジ会員連携アプリ「Omni Hub」、レシート売上連携機能を提供開始

― 店舗スタッフの方の声や、Omni Hubへのご要望などはありましたか?

ちょうど2022年の年末に実装されたAppleウォレットやGoogle ウォレットに会員証を追加できる機能は、まさに待ち望んでいた機能です。(※2,※3)

お客様に最後まで心地良いお買い物体験をしていただくためにも、レジ会計時にはスムーズなオペレーションが求められていると考えています。
これまで、会員証表示のためにオンラインストアにログインしていただく、この「ひと手間」が、お客様はもちろんのこと、ご案内する店舗スタッフにとっても負担となってしまうことがありました。

今後、この機能によりスムーズに会員証を提示できるようになることで、お客様の満足度向上にも繋がると思いますし、私達にとってもより良い体験を提供できるようになりますので、非常に嬉しく思っています。

(※2) Apple ウォレットで会員証表示!Shopify – スマレジ会員連携アプリ「Omni Hub」、Apple ウォレットへの会員証格納機能を提供開始
(※3) Google ウォレットで会員証表示!Shopify – スマレジ会員連携アプリ「Omni Hub」、Google ウォレットへの会員証格納機能を提供開始

目指していたOMO環境の全体像が実現。お客様により良い顧客体験を届けていく


― 最後にMinimalさんの今後の展望についてお聞かせください。

考えていたシステムの全体像は実現ができたと思っていますので、今はそれぞれのサービスのPDCAをまわしていくフェーズだと思っています。
メンバーシッププログラムや、サブスクリプション(定期便)など、より良いサービスをお客様に届ける事を更に深堀り、磨き上げていくところに注力していきたいと思っています。

※この記事は、2023年1月に実施したインタビューに基づいて作成したものです。
※記事の内容は掲載時点のものです。

Minimal – Bean to Bar Chocolate -(ミニマル)について


東京発のスペシャルティチョコレートブランド。
世界中のカカオ農園に直接足を運び、品質の良いカカオ豆を選び仕入れ、自社工房でカカオ豆から板チョコレートができるまでの全工程を管理し、製造。カカオ豆の個性を活かし、カカオ豆本来の味わいや香りの表現に徹底的にこだわっています。 また、プランテーションの名残があるカカオ産業のサステナブルな経済的自立を目指し、技術支援やフェアでエシカルな取引を行っています。

会社名:株式会社 βace
所在地:151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷 2-1-9 アーバンテラス 21
代表者:代表取締役 山下貴嗣
事業内容:チョコレート製品の製造、販売
      チョコレート専門店「Minimal – Bean to Bar Chocolate – 」の運営
Webサイト:https://mini-mal.tokyo

オムニチャネル会員連携アプリ「Omni Hub」について


「Omni Hub」(オムニハブ)は、「店舗とECをつなぎ、購買体験をアップデートする」をミッションに掲げる、オムニチャネルでの顧客体験向上に貢献するアプリです。初期費用なし、開発不要でShopifyで構築したオンラインストアとスマレジで管理する店舗の間で顧客情報を一元化することで、共通でのポイント施策実施やメッセージ配信など、顧客体験の向上による売上増加をご支援しています。
本アプリは、Shopify Experts、スマレジ Developers Expertに認定されている株式会社フィードフォースが提供しています。(※2つの認定を有している国内唯一の企業です。)

「Omni Hub」Shopifyアプリページ:https://apps.shopify.com/omni-hub?locale=ja
「Omni Hub」スマレジアプリページ : https://apps.smaregi.jp/apps/114
「Omni Hub」サービスサイト : https://omni-hub.jp/

会社名:株式会社フィードフォース
所在地:東京都文京区湯島 3-19-11 湯島ファーストビル5F
代表者:代表取締役 塚田 耕司
事業内容:データフィード関連事業 / デジタル広告関連事業 / デジタルマーケティング関連事業 / その他事業
Webサイト:https://www.feedforce.jp/