オリジナルステッカーや雑貨などの製造販売を行う「B-SIDE LABEL」では、オンライストアを「Shopify」に移行するのとあわせて、Shopify – スマレジ会員情報連携アプリ「Omni Hub」を導入し、店舗とECの顧客情報一元化とポイント一元化を実現しました。
「B-SIDE LABEL」における、Omni Hub導入の背景や、導入後のご感想について、株式会社B-SIDE LABEL WEB部門 小林 弘季様にお話を伺いました。
B-SIDE LABEL(ビーサイドレーベル)
B-SIDE LABELとは、ステッカーを媒体に誰もが気軽に見て楽しめるポップなアートを表現しているステッカー制作集団です。 無くてもよいものだからこそ、 例え1mmでも人の心を動かすデザインをする事を信条に20年に渡って活動を続けております。 今日までに制作したステッカーは9,000種類を数え、 今も年間800種類近く新作を出し続けております。
オンラインストア:https://shop.bside-label.com/
インタビュイー
株式会社B-SIDE LABEL WEB部門 小林 弘季様
「Shopify」に可能性を感じ、業務システム開発担当者が移行プロジェクトを主導
― まずはじめに「B-SIDE LABEL」と、小林様の担当領域について教えてください。
「B-SIDE LABEL」では、オリジナルステッカーや雑貨などの製造販売を行っています。
2005年に大阪の南船場に直営店をオープンし、現在は、大阪、東京、名古屋、京都など全国で10店舗を運営しています。
私は、もともと営業として入社したのですが、現在は社内の業務システムの開発や保守をしています。
社歴は、社内では結構長い方で10年ちょっとですね。
― B-SIDE LABEL様のお客様の層について教えてください。
直営店のお客様層としては、小学生、中学生、高校生から、おじいちゃん、おばあちゃんまで、本当に幅広い年齢層の方に来ていただいています。強いて言えば、20代後半〜30代ぐらいが多いかな?という印象ですね。
コロナ禍以前は、インバウンドのお客様の割合がかなり高かったのですが、コロナ禍中のインバウンド減少期には、国内の方に来店いただけていました。
コロナが収束しつつある現在は、国内のお客様に加え、インバウンドのお客様が戻ってきてたことで、更にプラスという状況になっています。
また、オンラインストアで買う人と、お店に来る人は全然違う層でしたので、店舗に来店するお客様の増減によって、オンラインストアの売り上げに影響が出るということは、あまり無かったですね。
― 店舗では、「スマレジ」を古くからご利用されていますが、「スマレジ」導入当時のことなど覚えていることがあれば教えて下さい。
「スマレジ」導入以前は、ごく一般的なレジを使用していました。一日の業務終了後にレシートを全部出して、それをファイルに貼り、スキャンしたものをアップロードして共有サーバーに入れる。売上を確認したい時には、サーバーに格納されたファイルを見る。というような感じです。
それが今では、「ログインすれば見れる」という状態ですので、スマレジの導入がとても革命的だったことを覚えています。
― 2022年7月にオンライストアを「Shopify」に移行されましたが、その背景を教えて下さい。
実は、もともと会社としては、オンラインに力を入れていない状態でして、現在もオンラインストアには全商品を掲載していないんです。
ですが、私自身としては、オンラインをもっと強化していきたいと思っていました。
そんな中、コロナ禍でオンライン需要が拡大したことや、海外向けの販売をもっと拡大していきたいと考えていたこと。更に、これからライブコマースが浸透してきた時、「Shopify」にしていればすぐに対応できるのではないか?と思ったことなど、「Shopify」の機能や拡張性に可能性を感じ、当社の代表とEC担当を説得して「Shopify」への移行を進めました。
― それでは、小林様がShopify移行の仕掛け人だったのですね!
Omni Hubの「ポイント一元化機能」が導入の決め手。Shopify移行の後押しに
― Omni Hub導入の背景を教えて下さい。
もともと直営店では、紙のポイントカードを配っていたのですが、Shopifyへの移行を検討していたタイミングで、紙のポイントカードをウェブと統一できないか?という相談も貰っていて、そこで調べたところ、Omni Hubの機能(※1)で、「店舗とウェブのポイントの一元化」ができることを知りました。
店舗のレジはスマレジを使用していましたので、オンラインストアをShopifyにして、Omni Hubを入れれば、ちょうどポイントの一元化も実現できそうだなと思いました。
(※1) Omni Hubポイント管理機能:https://omni-hub.notion.site/3c89b6f9325242b2ae90aece9d053fa9
― それではOmni Hubが、Shopify移行の一押しになったのでしょうか?
はい。代表へのShopify移行の説得材料には、かなりなったと思います。
実は以前、代表が「店舗とウェブのポイント一元化」について、システム会社に相談してみたことがあったようなのですが、見積りのコスト的にとても高かったのと、当時使用していたサイトの構築システムも変える必要がありそうだと聞いていたようです。
通常、オムニチャネル構築となると、かなりの金額が掛かると思うのですが、Omni Hubの場合、Shopifyとスマレジにアプリを入れるだけで、オムニチャネル構築がものすごく低コストで実現できたので、とても良かったです。
また、Omni Hubは、料金体系についてすべてWeb上で情報が公開されていて、「基本料金」と「ユーザー数に応じた従量課金」以外に費用が発生しないことが明らかで分かりやすかったです。都度サービス提供者に問い合わせるのは大変ですから、そのようなわかりやすさは、サービス選定の決め手の1つになりました。
B-SIDE LABELならではのロイヤリティプログラムと、新ポイントシステムを融合
― Omni Hub導入時に、ロイヤリティプログラムもリニューアルされましたが、その背景を教えて下さい。
旧ポイントシステムは、ご来店いただいたお客様に紙のスタンプカードをお渡しして、“来店ポイント”という形で運用していました。
ポイントを貯めると、“好きなステッカーをカスタマイズしてプレゼント”というサービスで行ってきたのですが、“来店ポイント”ですので、店舗の近くのお客様の方が有利となってしまう点や、オンラインショップのお客様に同様の特典を付けられない点など、「そろそろこのポイントシステムも、変えるタイミングでは?」という話しが出ていました。
旧ポイントシステムが始まった当初は、ただ金額で還元するだけではない、「もっとB-SIDE LABELらしいサービスでお返ししよう」ということで、“ステッカーのカスタマイズ” を特典としていたのですが、Omni Hubの導入でポイントを共通化するにあたり、「1ポイント1円で使えるなら、それもそれでいいよね」と。むしろ「お客様の選べる選択肢が増えるならいいのではないか」ということで、これまでの“ポイントを貯めて、ステッカーのカスタマイズ”に加えて、“1ポイント1円で利用”を自由に選ぶことができるポイントプログラムにしました。
B-SIDE LABELをとても気に入ってくださっている方には、“ステッカーのカスタマイズ”という特別な特典を差し上げつつ、幅広いお客様に会員になっていただくメリットを提示できているのではないかなと思います。
会員バーコード表示を格好良く!Apple ウォレット / Google ウォレット会員証機能活用で操作性やデザイン性も向上
― Apple ウォレットとGoogle ウォレットの会員証機能(※2,3)も、いち早くご導入いただきましたが、ご感想をうかがえますか?
まず私が、この機能をすごくかっこいいなと思いまして(笑)。
それに、わざわざオンラインストアにログインせずとも、数タップだけで会員証が表示できるので、とても便利ですよね。
これで会員証を出せるほうが絶対かっこいいと思って、機能リリース後すぐに入れたのですが、入れてみて思ったことは、そこに会員証を入れれることを知らない方が意外と多いですね(笑)。普段、Apple Payなどを使っている人でしたら、すぐピンと来ると思うんですけど、Apple ウォレットを使っている人が、意外と少ないなという印象です。
ですので、店舗で「ここに入って、かんたんに会員証を出せるんですよ」と、ご案内をすると「知らなかった!」「すごい!便利!」という声が、とても多いみたいです。
本当は、会員バーコードを簡単に表示できるように「モバイルアプリ」を作ろうか?という話もあったのですが、その目的はこの機能で実現できるので、とりあえず当面は、これでやってみればお客様も満足してくれそうだよね。という風になっています。
また、店舗内で電波の悪い場所もあるのですが、この機能のお蔭で、店舗にお客様用のフリーWifiを準備しなくても良いというメリットもありました。
(※2) Apple ウォレット会員証機能:https://omni-hub.notion.site/Apple-5c748afa626542c387937888cf175edb
(※3) Google ウォレット会員証機能:https://omni-hub.notion.site/Google-f41c5c262d5e470d85b711d87641cbc8
― この機能では、バーコードの表示画面に自由に画像も設定できますが、その辺りはいかがでしたでしょうか?
画像とアイコンも設定してもらっていますが、画面上にただバーコードが表示されているよりも、断然良いと思っています。
― ありがとうございます。なお、こちらの機能はご利用いただきやすいようにアップデートを行いました。管理画面上から画像やアイコンの変更が可能になりましたので、画像の差替えの際などには、ぜひご利用ください!
EC業界のトレンドにも注目しつつ、Omni Hubの新機能も積極的に活用していきたい
― 今後の展望や、次にやっていきたいことなどがあれば、ぜひお聞かせください。
とりあえずShopifyへの移行が完了し、移行後のバタバタが今やっと落ち着いてきたところですので、これからは、「どう広げていくか」という段階だと思っています。
EC担当は、Instagramをやりたいって言ってました。
ライブコマースは、絶対にうちと相性がいいだろうなと思っているのですが、市場として広く浸透するのはもう少し先になりそうですね。
他には、ステッカーと交換できるNFTとかできたら面白そうだなと思っています。
― 最後に、Omni Hubに対してご意見などはございますでしょうか?
今、Omni Hubがなくなったら、本当に困ると思ってます。サポートもすごく手厚くしてもらっていますので、本当にあって良かったと思っています。
Omni Hubによって顧客データも取れはじめたので、これから積極的に会員数を増やしていこうと、店舗毎の「会員数の集計」や「目標数」を設定する取り組みも始めようとしています。
本当は、Omni Hubの新機能も、私に余裕があればどんどん取り入れて活用していきたいと思っています。特に「会員項目連携機能(※4)」は、ぜひやってみたいと思っています。Shopify上の情報をスマレジで見れるようになると、店舗のスタッフにとっては絶対に便利だと思いますので!
(※4) Shopify →スマレジ間の会員項目連携機能:https://omni-hub.notion.site/Shopify-ccb3c731b1584b5db93c295c600b43cd
― ありがとうございます!そのような声をいただけてとても嬉しいです。今後も引き続き、機能活用のサポートも行ってまいりますので、ご要望などがあればいつでもご連絡ください。
※この記事は、2023年4月に実施したインタビューに基づいて作成したものです。
※記事の内容は掲載時点のものです。
B-SIDE LABELについて
B-SIDE LABELとは、ステッカーを媒体に誰もが気軽に見て楽しめるポップなアートを表現しているステッカー制作集団です。 無くてもよいものだからこそ、 例え1mmでも人の心を動かすデザインをする事を信条に20年に渡って活動を続けております。 今日までに制作したステッカーは9,000種類を数え、 今も年間800種類近く新作を出し続けております。
会社名:株式会社B-SIDE LABEL
所在地:大阪市中央区南久宝寺町4-5-6ヴェルテックス本町ビル7F
代表者:代表取締役 黒崎 裕一郎
事業内容:B-SIDE LABELショップの経営、オリジナルステッカー含む雑貨の製作及び販売
Webサイト:https://bside-label.com/
オムニチャネル会員連携アプリ「Omni Hub」について
「Omni Hub」(オムニハブ)は、「店舗とECをつなぎ、購買体験をアップデートする」をミッションに掲げる、オムニチャネルでの顧客体験向上に貢献するアプリです。初期費用なし、開発不要でShopifyで構築したオンラインストアとスマレジで管理する店舗の間で顧客情報を一元化することで、共通でのポイント施策実施やメッセージ配信など、顧客体験の向上による売上増加をご支援しています。
本アプリは、Shopify Experts、スマレジ Developers Expertに認定されている株式会社フィードフォースが提供しています。(※2つの認定を有している国内唯一の企業です。)
「Omni Hub」Shopifyアプリページ:https://apps.shopify.com/omni-hub?locale=ja
「Omni Hub」スマレジアプリページ : https://apps.smaregi.jp/apps/114
「Omni Hub」サービスサイト : https://omni-hub.jp/